WOLF‐GUARD研究室

自立走行型鳥獣害対策システム『WOLFーGUARD』の企画・販売を行う合同会社コンチェルタートが送るOfficial Mediaです

— 草刈・除雪・獣害対策を自動化する次世代フィールド管理 —

モンスターウルフとは?

~動物の本能に働きかける鳥獣対策という発想~

「モンスターウルフ」と聞くと、多くの方は「鳥獣を追い払う装置」というイメージを持たれるかもしれません。もちろん、その役割は間違いではありません。しかし私たちは、モンスターウルフを単なる威嚇装置ではなく、「動物の本能に働きかける鳥獣対策機器」だと考えています。

 

本能に働きかけるという発想

一般的な鳥獣対策機器は、音や光など単一の刺激によって動物を遠ざけるものが多くあります。モンスターウルフはそれとは少し異なる発想で設計されています。約50種類の威嚇音をランダムに発し、高速点滅するLED、オオカミを模した姿、首振り動作、赤く光る目や青く光る尻尾やシルエット。そして、動物が本能的にオオカミを恐れる習性を利用し、これらを組み合わせることで、動物に「近くに捕食者がいるかもしれない」という警戒心を呼び起こします。私たちは、この考え方こそがモンスターウルフ最大の魅力だと感じています。

 

現場で見えてきた可能性

鳥獣対策に絶対的な正解はありません。地域や環境、対象となる動物によって、求められる対策は変わります。私たちは現場で実証を重ねる中で、「もしモンスターウルフが移動できたら、さらに活用の幅が広がるのではないか。」そんな発想にたどり着きました。その答えを探し続けた結果、出会ったのがロボットプラットフォーム YARBO です。

そして誕生したのが、私たち独自のシステムWOLF-GUARDです。

 

各社の役割について

さてここで、モンスターウルフに関わる各社の役割をご紹介します。モンスターウルフは、一社だけで成り立っている製品ではありません。それぞれの会社が専門分野を担いながら、鳥獣対策技術の発展に取り組んでいます。

そして今回、YARBOを組み合わせたことで加わりました。

           YARBOの販売・導入・運用・保守

 

それぞれの専門性を活かしながら、より実用的な鳥獣対策の実現を目指しています。

 

🌿研究室ノート🌿

技術的な話から少し離れます。私は今まで東洋思想を学んできました。モンスターウルフについて考えていると、とても興味深いことに気付いたのです。何故なら、共通する一つの象徴性が存在したからです。

狼は、古くから、力や威厳、統率を象徴する存在として語られてきました。さらに近年、その役割を支えるのはロボットや精密な機械技術です。一見すると、それぞれ別々の存在のように見えますが、実は東洋思想では、「乾(けん)」という考え方があり、乾とは、天を象徴し、威厳や統率、力、剛健、精密を象徴とし、家庭においては父の存在を意味します。そのため、狼や鷲のように自然界で威厳を象徴する存在と、現代のロボットや精密機械が、一つの象意として語られているのです。

なお、京都御所、そして皇居では、天皇がおられる方位を「乾門(いぬいもん・けんもん)」と呼びますが、その由来は乾という古代中国思想からなのです。狼、鷲、そして現代のロボット技術。時代も姿も異なりますが、その根底には「自然界の頂点に立つ存在」への畏敬が共通して流れているように思えてなりません。

科学は、その仕組みをDNAや本能という言葉で説明される一方で、東洋思想は、その背景にある象徴や自然の理を見つめます。異なる視点でありながら、どちらも自然を深く理解しようとする営みであることに変わりはないのですね。ですから、WOLF-GUARDはまさに、その乾の結集であり、乾をもって野生動物を撃退していると言ってよいのではないでしょうか。

 

WOLF-GUARD研究室では、技術だけではなく、その背景にある自然観にも目を向けながら、新しい鳥獣対策の可能性を探究していきたいと考えています。